ゴム部品の成型・仕上げ加工・検査

混練・熱入れ分出し・裁断

１８インチ・１６インチの２台のロール機にて多種多様なゴム材料の混練から熱入・分出しを行っています。
製造工程の中でも重要な基礎として位置づけされ、熟練の作業者が責任を持って作業しています。
NBR・EPDM・FKM を中心とした特殊ゴムを数多く取り扱っており、色付きのゴム材料にも対応できます。また、ゴム材料の裁断には独自開発した自動計量機能を搭載した特殊裁断機を使用し、準備材の重量バラツキを最小単位まで低減しています。

成型

数ある成型方法のなかでも、コンプレッション成型・トランスファー成型に特化して生産を行っています。
製品の大小を問わず、「後加工の簡素化」・「歩留まり向上」をキーワードに、自社設計の成型機とノウハウを詰込んだ金型を用いて、お客様のニーズに合わせた工法をご提案します。
特殊形状のパッキンやガスケットといったシール部品を主力として生産しています。

加工・検査

成型品は加工・検査により、完成品となります。
後加工の簡素化を狙った成型により、“バリ”の加工は手作業でも難なく行えます。また、自社製の加工機・治具を用いた短時間での大量加工や、刃物を用いたカット加工も得意としています。
品質確認として製品を一つひとつ目視検査しています。近年では、一部の製品で外観検査の自動化に成功し、大幅な工数の削減に繋がった事例もあります。

内製機設計・制作

当社で使用する成型機や加工機、検査機等の設備は自社工場で製作しています。
蓄積されたデータと熟練の技術を駆使し、設計・製作された設備は、製品の品質向上に大きく貢献すると共に、製造コストの低減につながっています。
また、内製設備であることから、社内でのメンテナンスや改造が可能であり、故障や長時間停止のリスクを最小限に抑えることで、お客様に安心頂ける生産ラインを構築しています。

評価・試験と日常管理

お客様と取り交わした検査協定に基づき、製品の評価・試験を行います。また、品質のバラツキや万が一の規格外れを防止するため日常管理として品質確認を行っています。
新規金型作製時には、製品形状の一つひとつを図面と照合し、お客様の求める規格と合致していることを確かめ、金型の工程能力を保証します。これは製品の大小を問わず、必須工程としています。

試験設備一覧

ミーティング

技術の独創性を養うためには、社員一人ひとりの発想を大事にすること、技術革新に常に前向きであることです。当社では、「会社の力は人である」をポリシーとして、社員教育を実地しています。徹底したディスカッションと教育により個人の可能性と活力を導き出しています。